親のサポート法

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口うるさく言うより、あたたかく見守る

「やる気の芽」を守るために


子どもが勉強を続けるには、安全で心地よい空気が欠かせません。
🙅口うるさく言うのは、やる気の芽を摘んでしまう大きな原因になります。
まずはあたたかく見守る姿勢を持ちましょう。

塾・家庭教師で出す宿題あるある

塾、家庭教師で多いのは、先生から解き方を教えた。

でもちょっとだけ中身を変えた問題が解けない場合が多いんです。

基本に自信をつけていない場合、こういうことがよくあるんです。

先生は解説を渡した。

それでもわからなかったら解説を見ながら解いて、

そして自分で〇つけして、ノーヒントで解けるようになるまでノートに自分で解いて、自分で〇つけ。

それをノートに書いて残して持ってきて。

それが宿題です。

そういった宿題をやってこない生徒が、すごく多いんです。

ハードルが高いんですよ。

「解かせるだけ」の宿題は、意味がありません。

“できるようになるまで一緒にやる”👉できるようになったら宿題でたくさん解く

が、成績アップの秘訣です。

そして、そのサポートは、親が先生に伝える一言から始まります。

先生へのお願いテンプレ

子どもが家でやりたい単元や、楽勝で解ける問題を宿題として出すと、ほとんどが〇になります。

そういう宿題は、子どもにとっては願ってもない宿題ですよ!

そう言った宿題は、解ける問題を本番でノーミスにするための練習です。

塾・家庭教師の先生にお願いする時は、こう伝えてください。

お願いの文例:宿題編

自信がついたら宿題でたくさん出してくれませんか。
子どもが一人で家で解ける問題=自信がある問題を、
宿題にたくさん出してくださらないでしょうか。

そうすると、

・家庭学習の量が自然に増えて
・今解ける問題のミスがなくなっていき
・定期テスト・入試の土台がしっかり作られる

ためです。

お願いの文例:塾・家庭教師での勉強編

ケアレスミス以外は、基礎の基礎 → 基本問題 → 少しずつ難易度を上げる」
というように、スモールステップで取り組ませていただけないでしょうか。


そうすると、家庭学習の量が自然に増えて、定期テスト・入試の土台がしっかり作られるからです。

まとめると、

  • 塾や家庭教師で自信をつけ
  • 自信がついた問題を宿題でたくさん解き
  • 家庭学習の量が自然に増えて、定期テスト・入試の土台がしっかり作られる
  • 子どもが「できた!」と感じられる積み重ねができるので、やる気を維持しながら入試問題に進める

という好循環です。

環境改善の具体策

  • うるさい場合 → 静かな部屋に移動
  • 勉強中に話しかけてしまう → 用事は休憩時間まで待つ
  • 部屋が散らかっている → 一緒に片付ける

部屋が散らかっているは、あるあるです。

親が片付けなさいと言っても聞かないときは、一緒に片づけをしてあげましょう。

片付けは「親がやってあげる」より「一緒にやる」方が効果的です。

片付けのコツや工夫は、「こうしなさい」だと子どもは押し付けられた感を感じるだけなので、アイデアとして伝えましょう。

散らかすのは、片付け方を知らないケースがほとんどです。

終了した後や、途中でもひと区切りついた後は、「頑張ったね。」など伝えましょう。

そうすると、子どもは自分がやってきたことは良かったんだと安心します。

つい言ってしまうNGワードと✅子どもの力を伸ばす声かけ

❌「なんでこんなのもできないの?」
✅「どこで止まった?(語?式?段落?)—ここだけ一緒にほど解こう。

❌「早くやりなさい!」
✅「19:00から20分だけやろう。終わったらお茶にしよう🍵」

❌「間違ってる」
✅「ここまでは合ってるこの記号だけ直そう。」

質問メモで“放置”をなくす 📝

📝解説が読みにくい時は最初から質問でOK(読むことを強制しない)。

📝わからなかった問題のページ/番号/どこがわからないかをその場で書く。

問題を読んでもすぐには理解できないこと、ありますよね。 

そんなとき、「この問題のここがわからない。」

と具体的に言えず、「コレ、わからない」と問題の番号を指さすことで精一杯なことがあります。

でも、それで大丈夫です。

自分で一生懸命考えてもどうしてもわからないことは、誰にでもあります。

だからこそ、そういうときの気持ちや「どこがわからないのか、わからない」ということも、メモしておきましょう。

忙しい日は「聞く」だけでも関わる

  • 「今日はどこまでやった?」
  • 「一番むずかしかった問題はどれ?」
  • 勉強の中身より勉強をした事実を認める声かけが効果的です。
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